ブログトップ

まつ日記

pineshore.exblog.jp

まつ日記

2006年 04月 24日 ( 1 )

d0052904_1301724.jpg楽しみにしてた、つよぽん主演の「父帰る/屋上の狂人」の2作。シアタートラムという小さい劇場で、30分の小作品を2つ演じる構成。 昼1回、夜に2回の公演は異例なハードスケジュール。
菊池寛原作の時代・方言のままなのが、かえってリアルで、古い良質の映画を観ているような感覚。テーマは今にも通じるけど、家族の在り方が今より暖かい。 きっと、個を抑える、我慢する、分を全うする、より良い暮らしのために勤勉に励むことが、当たり前だったからかな。

「父帰る」では、出奔した父無き後、必死で家族を支えてきた長男の意地と怒りと哀情に共感。
「屋上の狂人」では、気のふれている兄を正気にしようと躍起になる両親に、「正気になることが兄さんの幸せか? ただ、高いところに上って楽しそうにしてるだけ。僕が偉くなって塔を建てて兄さんを住まわせてあげるんだ」という弟。 この両親に共感してた自分は、弟のこの台詞に眼からうろこ。 自分は、果たしてこの弟のように振舞えるか、自問自答。

非常に質の良さが漂うよい舞台でした。
しかし、何ていうのか、出会うものごと一つ一つに、偶然では無くて、必然を感じる今日このごろ。
[PR]
by pine_shore | 2006-04-24 00:00